事業計画書について
事業計画書について
先日のコラム「融資を受けるにあたって(https://itabashi-kouko-yushi.com/post-1606/)」
でも少し触れていましたが、今回は補足です。
事業計画書とは、そもそも何でしょうか?
答えは、「周囲に協力を仰ぐための、コミュニケーションツール」です。
弊社でもそうですが、創業する方の多くが作成するものが「事業計画書」です。
一般的に、「事業計画書」が持つ機能は次のようなものです。
①取引先や仕入先、金融機関、出資者など、様々な人に事業の内容を説明して理解してもらう。
②経営者自らが作成をすることで、経営者自身の考え方を整理し、今後の経営について具体的
な道筋を立てることができる。
③一定期間の事業実績が、「事業計画書」の内容に沿ったものかを確認することができ、経営
の振り返りができる。
といったものです。
「事業計画書」は創業時を除くと、事業の多角化や新店舗の出店時など、事業展開における節目
の際に作成されることが多いと思います。しかし、上記の①~③を見てみると、創業時や事業の
節目の時だけではなく、「平常時」の経営を考えていくうえでも必要な要素が含まれていること
が分かります。よって、定期的な「事業計画書」の作成は、スムーズな経営を行うための有効な
手段なのです。
創業時に苦労して「事業計画書」作成を経験することは、とても意味のあることです。苦労して
作成した分だけ、自分自身で事業の中身を再確認し経営能力も向上しますし、今後も継続的に作
成していく第一歩であると考えると、そのこと自体がすでに経営の一部とも考えられます。創業
時のみに限定せず、その後の経営にも視野を拡げて「事業計画書」を作成してみましょう。
創業融資専門家コラムの最新記事
- 多額の資金調達を可能にする協調融資
- あなたの信用情報は大丈夫?
- 私はそもそも融資を受けられるのだろうか?…という方へ!!
- 創業計画書とは?日本政策金融公庫から融資を受ける際に必須の資料です②
- 創業時に必要な資金とその資金繰りについて
- 創業計画書とは?日本政策金融公庫から融資を受ける際に必須の資料です①
- 創業融資の活発化
- 日本政策金融公庫の融資がご不安な方へ①
- 自己資金の重要性
- 日本政策金融公庫と認定経営革新等支援機関
- 株式会社日本政策金融公庫について②
- 融資を受ける前に確認を!該当箇所があると難しくなるチェックポイント②
- 事業を上手く伝えるプレゼンテーション
- 株式会社日本政策金融公庫について①
- 融資を受ける前に確認を!該当箇所があると難しくなるチェックポイント①
- 事業を上手く伝えるプレゼンの方法
- 自治体の創業融資制度①
- 融資を受けるにあたって
- 日本政策金融公庫の融資制度(2017年2月3日)
- 創業融資について(2017年2月1日)
- 資金調達について(2017年1月29日)