あなたの信用情報は大丈夫?
あなたの信用情報は大丈夫?
信用情報機関CICをご存知でしょうか?CICは、個人のクレジットやローンに関する信用情報の収集・
管理・提供・開示を行っている機関で、開示される情報にはクレジットカードの申込みや利用状況、
住宅ローンや信販会社のローン状況、さらには携帯電話機種代金の分割払いの情報まで載っています。
日本政策金融公庫の融資の際にはこの信用情報が重要となってきます。
これから創業する方や創業間もない方の心強い味方が日本政策金融公庫の融資です。というのも、
銀行などの金融機関は信用を得てからでないと、実績のない創業者に対して金融機関は融資を行うことは
考えにくいからです。
では、日本政策金融公庫が融資の審査をする際に何を判断基準としているかはご存知でしょうか?
一般的には以下のような項目をチェックしています。
自己資金
自己資金は、個人の信用力を判断する大きなポイントです。一般的な目安としては、融資希望額の
3割程は必要となります。また、タンス預金や知人親戚から借りたお金は自己資金とみなされない
可能性もあります。自身がしっかりと準備したお金か判断するために、過去約6か月分の預金通帳を
見られることが多いです。
税金などの支払い状況
税金の支払い情報もチェックされています。未納があると当然マイナスの評価になってしまいますし、
借入をしても税金の返済に充てられるのでは?とみられてしまうことも。
家賃や水道光熱費などの支払い状況
家賃や水道光熱費は毎月返済するものです。毎月しっかりと期日に返済できるかといった返済能力を
判断されています。
創業計画書
その事業を行う上でどれだけ計画を練っているか、具体的な取引先は決まっているかなど、思い付き
ではなく、しっかりとした計画書を作成する必要があります。
これらがよく見かけるチェック項目です。
上記の項目と同じくらい、もしかしたらそれ以上に重要になってくるのが個人の信用情報です。どんなに
素晴らしい事業計画書を作ったとしても、信用力がないことで融資審査に落とされてしまうことが、
実際に多くあります。
過去にクレジットカードを作ろうとして断られたり、携帯電話の支払が遅れてしまったりしたことは
ありませんか?これらのことがあると、いわゆるブラックリストに載ってしまっている可能性があります。
万が一ブラックリストに載ってしまっている場合は、創業融資は難しくなると考えてください。
これらの履歴は、契約期間中、または終了後、少なくても5年間は保有されています。融資審査に
申し込む前の5年間は信用情報をキレイにすることを心がけ、少しでも不安のある方は、一度自分の
CIC情報を確認してみてください。
信用情報に傷がついていると、100%融資が下りないのか?というとそうではありません。
創業融資の審査に通るために重要な「起業家個人の信用力」ですが、すぐに諦めるのではなく、
まずは一度弊社までご相談ください。
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