多額の資金調達を可能にする協調融資

多額の資金調達を行う方法の一つに協調融資というものがございます。
今回はこちらをご説明させて頂きます。

協調融資について

まず、協調融資とは、同一目的の資金計画に対して、日本政策金融公庫と
民間金融機関が協議を経たうえで、両者が融資(保証)を実行または決定したものになります。
借り手にとっては、多額の資金調達を比較的容易に行うことができ、
貸し手にとっては貸し倒れが生じたときのリスクを分散することができるという、
双方にメリットのあるものとなります。

日本政策金融公庫の協調融資について

日本政策金融公庫では、民間金融機関の補完を旨とし、創業や事業再生、農林漁業など
の成長戦略分野を中心に協調融資を行っています。
平成30年度上半期の協調融資実績は3事業全体で15,812件(前年同期比142%)、
5,672億円(同152%)と前年同期を大きく上回りました。

前年よりも協調融資をお使いになる方が大幅に増加し、
非常に活発化していると捉えることができます。

協調融資の連携体制

なお、日本政策金融公庫では、平成30年9月時点で497の金融機関と
「業務連携・協力にかかる覚書」を締結しています。
さらに、452の金融機関と「協調融資スキーム」を構築しており、
その数は全国の金融機関の9割を超えます。

こちらの「協調融資スキーム」ですが、協調融資として取り扱う案件の
具体的なルールの取り決めがされているものでして、
中にはそれぞれの機関の融資制度を組み合わせて
協調融資商品の創設まで至っているものもあります。

つまり、日本政策金融公庫と金融機関との協調融資への連携体制が強化され、
今後ますます、協調融資で多額の資金調達を図る方が増加していくと予想されます。

もし多額の資金調達を行いたいと考えられているのであれば、
協調融資もぜひご検討して頂くとよろしいかと存じ上げます。
弊社でもサポートさせて頂くことは可能ですので、
ご興味ございましたら、ぜひご連絡頂ければと思います。

 

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