創業計画書とは?日本政策金融公庫から融資を受ける際に必須の資料です②
創業計画書とは?日本政策金融公庫から融資を受ける際に必須の資料です②
前回の創業計画書とは?日本政策金融公庫から融資を受ける際に必須の資料です①
https://itabashi-kouko-yushi.com/post-1833/ の続きです。
前回もお伝えしましたが、創業計画書は融資を受ける際に必須の資料となります。
既に創業している会社であれば、決算書等で会社の情報を知ることができ、融資の判断材料となります。
ですが、これから創業する、もしくは創業したての企業は、決算書がないので判断はできません。なので、
本来は貸すことはできません。
そこで、創業計画書が必要となってくるのです。創業計画書を基に、あなたが行おうとしていること、
どのようなお金の使い方をするなどを判断するのです。
多くの創業者は、このことを知らずに、その創業計画書をいい加減に書いて失敗しています。
創業計画書は以下の8つの要素で構成されています。
①創業の動機
②経営者の略歴
③取扱商品・サービス
④取引先・取引関係等
⑤従業員
⑥お借入の状況
⑦必要な資金と調達方法
⑧事業の見通し(月平均)
今回は続きの⑤からになります。
⑤従業員
雇い入れる人の見込みが立っている場合は書きましょう。各項目の人数を書いていくのみです。
⑥お借入れの状況
現在借り入れをしているものがあれば、全て記載してください。自動車ローンなどローンで借り入れを
している場合はその詳細を記載します。
お借入先名
金融機関や支店の正式名称を記入してください。
お使いみち
該当するものにチェックを入れてください。
お借入残高
現時点での借入残高を記入してください。
年間返済額
1年間に返済している金額の合計額です。
⑦必要な資金と調達方法
簿記の知識など、数字に不慣れな方は少し大変かもしれませんが、非常に重要な項目です。
あなたが事業で使うお金の全容と、それらのお金をどう用意するかです。左側の「必要な資金」と
右側の「調達の方法」、それぞれできるだけ詳細に記載してください。特に左側の必要な資金に
関しては、収まりきらない場合もあるので、その場合は別紙にまとめるといいです。
⑧事業の見通し(月平均)
「創業当初」と「軌道に乗った後」のそれぞれについて、おおまかな損益計算書を作ります。
ここで求めた利益の中から返済をしていくことになります。
売上高は飲食店であれば、席数×客単価×回転数×営業日数で算出することができますが、ランチ
タイムとディナータイムでは単価や回転数が異なることがありますので、できることならそれぞれの
数字を出してください。その他の数字もできる限り詳細に記入することが大切です。
創業計画書について、ざっくりですがお伝えしました。
たった1枚の紙ではありますが、様々な情報を詰め込む必要がある重要な資料です。
⑦や⑧などはなかなかまとめるのが難しいものなので、そういった部分でわからないことがあれば
お手伝いいたしますので、いつでもお気軽にお問い合わせください。
創業融資専門家コラムの最新記事
- 多額の資金調達を可能にする協調融資
- あなたの信用情報は大丈夫?
- 私はそもそも融資を受けられるのだろうか?…という方へ!!
- 創業時に必要な資金とその資金繰りについて
- 創業計画書とは?日本政策金融公庫から融資を受ける際に必須の資料です①
- 創業融資の活発化
- 日本政策金融公庫の融資がご不安な方へ①
- 自己資金の重要性
- 日本政策金融公庫と認定経営革新等支援機関
- 株式会社日本政策金融公庫について②
- 融資を受ける前に確認を!該当箇所があると難しくなるチェックポイント②
- 事業を上手く伝えるプレゼンテーション
- 株式会社日本政策金融公庫について①
- 融資を受ける前に確認を!該当箇所があると難しくなるチェックポイント①
- 事業を上手く伝えるプレゼンの方法
- 自治体の創業融資制度①
- 事業計画書について
- 融資を受けるにあたって
- 日本政策金融公庫の融資制度(2017年2月3日)
- 創業融資について(2017年2月1日)
- 資金調達について(2017年1月29日)